富士見町の入笠湿原近くにある山小屋「山彦荘」で冬支度が進んでいる。14日を最後にグリーンシーズンの営業が終わり、予約営業となる冬場に備え、ストーブに使うまき割りや水道管の凍結防止対策を進めている。16日も山彦荘の伊藤高明さん(78)がおのでまきを割る音が響いた。
一帯は12月の冬至のころから1月ごろが最も寒く、最低気温は氷点下17度前後になり、日中は日が差しても氷点下5度程度の日が多いという。積雪は多い年は1・2メートルほど。伊藤さんは「4月20日すぎまで冬が半年くらいあるが、積雪があるとスノーシューで自由に歩くことができ、別の魅力がある」と話した。