県ボート協会は20日、小中学生対象の「ボート乗艇体験会」を下諏訪町の下諏訪ローイングパークで2日間の日程で始めた。初日は諏訪地方を中心とする小学生15人ほどが参加。協会員らに教わりながらオールを操り、諏訪湖へとこぎ出した。
諏訪湖で2028年開催予定の国民スポーツ大会(国体)ボート競技を見据え、競技者を増やそうと昨年に続いて開催。今回は5人乗りのナックルフォア艇に加え、28年ロサンゼルス五輪に種目として採用が検討されている、波のある環境が舞台のボート競技「コースタルローイング」用の2人乗り艇も初めて用意した。
ほとんどが昨年の体験会にも参加しており、すぐにオールを操るこつをつかんでいた。同町の下諏訪南小学校2年、林湖花(ことは)さん(8)は「こぐとすーっと進んでいくのが楽しい」。同協会強化部長の牛山英俊さん(48)は「ボートの魅力を知り、本格的に競技を始める人が増えるといい」と期待していた。