福井の冬の名物「越前がに」を使った、べにや旅館の料理

福井の冬の名物「越前がに」を使った、べにや旅館の料理

福井県 あわら・坂井 グルメ 特産

芦原温泉べにや旅館、冬は越前がにを部屋で調理も あわら湯のまち駅近く、極上もてなし【ふくジェンヌ】

福井新聞(2021年12月10日)

2021年7月に新しくなってオープンされた『べにや旅館』(福井県あわら市)さんをご紹介します。あわら温泉の最寄り駅、えちぜん鉄道『あわら湯のまち駅』から芦原の温泉街を少し歩いたところにあり、昔からの旅館の看板と、力強く根を張った椎ノ木が私たちを出迎えてくれます。

新べにやさんのコンセプトは『光風湯圃(こうふうゆでん)』です。自然のエネルギーを取り入れ、芦原の湯を大切にし、福井の食材や工芸品など地域の力を取り入れて、お客様にリラックスできる癒しの時間をすごしていただきたいというコンセプトのもと、新べにやさん開業となりました。

お部屋や廊下は自然光に溢れており、自然のあたたかさが感じられる空間となっていました。また、昔からあるものも大事にされており、変わらないものと変わりゆくものが感じられるとても素敵な旅館でした。

『人が人に与える感動』をとても大切にされており、おもてなしによってお客さまの満足を提供していきたいとの事で、そのおもてなしの心は旅館の様々なところに現れていました。

お料理も安心安全にこだわった地元の新鮮な食材を使われており、味はもちろんですが、調理の過程も楽しめるように厨房には大きな窓があり、そこからお料理されている様子を見ることができますよ。

これからの季節は、基本すべてかにプランとされていて、料理に使うかには、越前港や三国港で水揚げされたものを、板長の目利きを経て卸業者より直送されているそうです。

かにの調理方法はお客さまのご要望によって様々で、お部屋でゆでた『越前がに』をさばいたり、七輪を使用して焼きがにを調理してくださるそうですよ。お部屋でお食事のため、気兼ねなく過ごすことができます。

お部屋は17部屋あり、すべて違う造りのお部屋になっています。すべてのお部屋に温泉があり、お部屋でゆっくり入るもよし、大浴場で広い温泉を堪能するもよし、様々な形で芦原の温泉を楽しむことができます。

17つのお部屋の中で、社長さんのオススメのお部屋は、中庭の見えるスタンダードなお部屋だそうです。お部屋から見える中庭はとても風情があり、時間がたつのを忘れてしまうほど癒されました。自分のお気に入りのお部屋を見つけて過ごすのもいいですし、毎回違うお部屋でそれぞれの違いを堪能してみるのもいいですね。

お食事やお庭の景色も季節によって変わりますので何度でも楽しんでいただける、こだわりの詰まった旅館です。いつも頑張っている自分へのご褒美として、べにや旅館さんで癒される贅沢なひと時を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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 福井銀行の女性行員でつくる「ふくジェンヌ」が福井県内の観光スポットやご当地グルメを紹介します。(インスタグラムでも情報配信中 @fukusienne)

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