特産のみゆきポークや地元野菜を使った鍋料理「のろし鍋」をかまくらの中で楽しめる飯山市の冬の名物詩「レストランかまくら村」が盛況だ。雪に恵まれた今年は計24基のかまくらが完成。6日は会場のかまくらの里近くで花火も打ち上げられる。
予約を受け付ける信州いいやま観光局(飯山市)によると、昨年の鍋の注文数は約3300人分で、今年は4日時点で約3450人分が見込まれる。担当者は「新型コロナウイルスによるキャンセルと新規の予約受け付けを繰り返している状態」と説明する。
4日もかまくらの中で食事をしたり、周りを散策したりする観光客でにぎわった。東京都から訪れた会社員の女性(41)は「思ったよりも温かくてびっくりした」。
花火は地元住民らがつくる「かまくら祭り実行委員会」や地元の信濃煙火製作所が午後7時から打ち上げる。祭りは昨年に続き中止しており、花火は「コロナに負けるな、いざ『かまくら』」と銘打った。レストランかまくら村は27日まで。