塩尻市のJR塩尻駅が今年、開業120周年と現在地移転40周年を迎えるのに合わせ、駅にまつわる古い写真を3月31日まで募集している。市観光協会などと協力し、5月をめどにデジタル化した画像を駅舎内で紹介する。
旧塩尻駅は、現在地の南東約500メートルの場所で1902(明治35)年12月に開業。立地上、中央西線と篠ノ井線の直通列車がスイッチバックで進行方向を変える必要があったため、所要時間短縮を目的に82(昭和57)年5月に現在地に移った。
写真は今年1月下旬に募集を始め、受け付けを担当する市観光協会には既に200点ほどが寄せられた。旧駅舎や駅に乗り入れる旧国鉄時代の車両などさまざまで、建設中の現在の駅舎や、移転後に開かれた式典の写真もある。
同協会に写真を直接持ち込むか、画像データを電子メールで送る。同協会の担当者は「懐かしい塩尻駅を切り取った写真をぜひ寄せてほしい」と呼び掛けている。問い合わせは市観光協会(電話0263・54・2001)へ。