諏訪湖観光汽船の遊覧船「スワコスターマイン号」の点検が10日終了した。11日から1日4便の通常の遊覧運航が始まる。毎年諏訪湖ヨットハーバーの利用者が少ない冬に陸揚げし、観光シーズンの運航中にはできない点検整備を行っている。
ヨットハーバーのスロープ部分に船体の後部をクレーンで陸揚げして作業。今年は諏訪湖畔の結氷期間が長かった影響から昨年より1カ月遅れの実施になった。3日間かけて点検し、ギアオイルなどの交換などをした。
操船する同社社員の赤尾有介さん(61)は「無事点検が終わり、今季も事故のないよう安全に運航したい」。作業に関わった宮内正さん(73)は「遊覧船を通じて多くの人に愛される諏訪湖になってくれればうれしい」と話した。