県を1周する全長800キロの自転車のモデルルート「ジャパンアルプスサイクリングロード」の案内看板設置が諏訪地方で進んでいる。自転車を活用した地域づくりに取り組む民間団体や県などでつくるプロジェクトが推進し、1、2月に諏訪市、茅野市の57カ所に設けた。今後は諏訪湖周のサイクリングロードなどにも設置するという。
プロジェクトの諏訪地方のサイクリングロードは、諏訪市と辰野町の境にある有賀峠から諏訪地方に入り、諏訪湖畔や霧ケ峰、蓼科高原を経由して茅野市と佐久穂町境の麦草峠に向かうルート。県諏訪建設事務所によると、看板はこれまで諏訪市内43カ所、茅野市内14カ所に設けた。
ルートを示す矢印とプロジェクトのロゴマークを表示。車山高原はニッコウキスゲ、有賀峠はザゼンソウなど、設置場所付近にある名物のピクトグラムをデザインしたものもある。同事務所維持管理課の太田芳樹課長(56)は「ルートは自転車専用道ではない箇所もある。安全に通行してほしい」と呼び掛けている。