諏訪市豊田にある広さ約1・6ヘクタールの「ザゼンソウの里公園」で、赤紫色の苞(ほう)を広げたザゼンソウが姿を見せ始めた。園を管理する地元有志の「矢ノ沢同好会」によると、今年の株は雪をかぶって霜の影響を受けることなく成長。今月下旬には、より多くのザゼンソウを楽しめそうだ。
例年ならザゼンソウから数週間遅れて白い苞を広げるミズバショウも今年は既に見ることができ、共演も楽しめる。26日には地元区民らが集まって開園式などを開き、山野草や特産の上野大根の販売を予定。同会会長の宮下和昭さん(76)は「これからもっとザゼンソウが出てくるので、楽しんでほしい」と話した。