福井県坂井市の「丸岡城桜まつり」(福井新聞社後援)が3月26日夜開幕し、ぼんぼり300基が点灯した。膨らみ始めた桜のつぼみが淡い光に照らされ、平和を祈るプロジェクションマッピングが天守を彩っている。
点灯式典は荒天で中止となった。桜の開花を待つ城山は、ぼんぼりと一筆啓上賞をモチーフにした160基の行灯の優しい灯りに包まれた。
プロジェクションマッピングのテーマは「平和」で、福井地震や豪雪、豪雨の被害、新型コロナウイルスの惨状を表現し、不死鳥とともに地域みんなで手を取り合い復興を遂げていく姿を演出する。不死鳥の綿毛が天守に飛び散り、平和への祈りを世界に届ける幻想的な映像が映し出される。
丸岡城桜まつり振興会が主催し、4月2、3の両日は物産販売やクラフト市が企画される。2日夜はスカイランタンの打ち上げがある。