諏訪観光協会(諏訪市)は11日、諏訪湖の本格的な観光シーズンの幕開けを告げる「諏訪湖開き」を市内の八剣神社で開いた。同神社の宮坂清宮司が湖の安全とともに、新型コロナ収束も祈願した。
湖周3市町、観光協会、県諏訪地域振興局などから7人が出席。これまでは湖畔で観光関係者らを招き無料乗船会などのイベントも開いていたが、新型コロナ対策から参加者を限定し、3年連続で神事のみを行った。
諏訪市観光課によると、上諏訪温泉を含めた諏訪湖への観光客はコロナ前の2019年が345万人だったのに対し、昨年は219万人と落ち込んでいる。金子ゆかり市長は「諏訪湖はこの地域にとって重要。にぎやかに多くの人が来てくれることを祈った」と話した。