フットパスの看板を設けた場所を確認する「木崎湖プロジェクト」のメンバー

フットパスの看板を設けた場所を確認する「木崎湖プロジェクト」のメンバー

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木崎湖「フットパス」マップ 大町の宿泊業者ら作成、看板も設置

信濃毎日新聞(2022年4月13日)

 大町市の木崎湖周辺の宿泊業者ら4人が「木崎湖プロジェクト」をつくり、風景を楽しみながら湖周を歩く「木崎湖フットパス」を広めようとしている。今月、14カ所に看板を設置。周遊マップ1万枚を湖周辺の協力店や市観光協会などに置き、春の陽気とともに散策に訪れる人が増えることを期待している。

 フットパスは田園地帯や森林、古い街並みなどを楽しみながら歩ける小道を指す英国発祥の言葉。木崎湖は西側に市道、東側は湖に沿って人が歩ける小道が整備されている。周囲6・5キロで、歩くと2時間半ほどで1周できる。木崎湖の魅力をアピールしたいと考えていた4人が「ありのままの風景を身近に感じてもらえる」と目を付けた。新型コロナウイルスの感染拡大で、アウトドアへの注目が高まったことも追い風になった。

 地域の風土や歴史を感じるのもフットパスの大事な要素。メンバーの三谷恭子さんがA3判の地図を手描きし、プロジェクトが集めた地元の情報を盛りこんだ。レトロな宿が並ぶ旧木崎湖温泉街、アヤメやスイレンが咲く場所といった内容をびっしりと書いている。駐車場やトイレの位置、飲食店、ボートなどに乗れる施設も載せた。

 三谷さんは「訪れた人から新しい情報や感じ方を寄せてもらい、地図をさらに充実させたい」と話している。問い合わせは代表の伊藤洋平さん(電話090・7266・0085)へ。

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