高森町山吹の「山の寺キャンプ場」が２９日、リニューアルオープンする。近年のキャンプブームを背景に利用者が増加傾向といい、本年度から指定管理者制度を導入して有料化。家族で訪れやすくし、町内に人を呼び込む新たなスポットにする。５月３日に記念イベントを開く。

　同キャンプ場は、昨年３月に開通した中央道座光寺スマートインター（ＳＩＣ）から車で１５分ほどの好立地だが、町直営で近年は維持管理が課題になっていた。町内の久保田進さん（４６）＝山吹＝が地域の人たちが楽しめる施設にしたい―と申し出て、キャンプ場を運営するための会社を設立、指定管理者となった。

　リニューアルオープンに合わせて家族向けに１５区画を新設し、車を横付けできるようにした。町は改良工事に約２００万円、本年度指定管理料に２２０万円を盛った。

　テントを自由に張れる上級者向けスペースもあり、予約はキャンプ場予約サイト「なっぷ」を通じて行う。利用料金は家族向け区画で２５００円と駐車料千円。人数に応じ環境保全費を徴収する。

　３日の記念イベントは火おこしやまき割り体験の他、アコースティックライブを予定している。キャンプ場利用者以外は参加費千円（中学生以下無料）。問い合わせは電子メール（ｉｎｆｏ＠ｔａｋａｍｏｒｉ．ｃａｍｐ）へ。