林正寺にある信政の御霊屋の内部

林正寺にある信政の御霊屋の内部

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真田家の「御霊屋」、同時公開 長野・松代の5寺院で29日から

信濃毎日新聞(2022年4月29日)

 戦国武将の真田信之(1566~1658年)ら真田家の当主や、信之の正室・小松姫の霊を祭る「御霊屋(たまや)」が29日から10日間、長野市松代地区の五つの寺院で初めて同時公開される。信之が初代松代藩主となって400年の節目を記念して行う。

 地元の観光協会や商工会などでつくる実行委主催。長国寺(松代)にある3代幸道の御霊屋は内部を初公開。大鋒寺(柴)の信之、林正寺(清野)の2代信政の御霊屋も見ることができる。それぞれ天女や竜などが描かれた極彩色の天井絵を鑑賞できる。

 期間中、真田家に関連する寺宝展も長国寺と大英寺(松代)で開催。信之直筆の書などを公開する。五つの寺院には記念スタンプを置き、特別拝観券に押して集められる。

 御開帳中の善光寺には旧松代藩時代から回向(えこう)柱を寄進している縁があり、松代町仏教会の宮本晋界さん(46)は「御開帳と合わせて松代の歴史や文化にも触れに来てほしい」と話している。

 公開は午前9時~午後4時。特別拝観券は1500円(高校生800円、小中学生以下無料)。信州松代観光協会や松代まち歩きセンターなどで販売している。

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