レインボーフラッグをなびかせながらゲレンデを滑る参加者たち=2日午前11時7分、白馬村の白馬八方尾根スキー場

レインボーフラッグをなびかせながらゲレンデを滑る参加者たち=2日午前11時7分、白馬村の白馬八方尾根スキー場

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「レインボーフラッグ」なびかせ滑走 白馬八方尾根スキー場

信濃毎日新聞(2022年5月3日)

 北安曇郡白馬村の白馬八方尾根スキー場で2日、性的少数者(LGBT)の尊厳を守り、多様性を象徴する「レインボーフラッグ」をなびかせて滑る記念滑走があった。誰もが居心地良く過ごせる観光地を目指し、大型連休に合わせて村観光局が企画。親子連れなど30人余が参加した。

 ゲレンデの隅にコースを仮設。事務局が用意したフラッグを手に持ったり、体に巻き付けたりして滑る参加者に、手を振るスキーヤーもいた。

 大型連休を利用して家族で訪れた東京都の公務員小泉和秀さん(51)はその場で参加を決め「(フラッグに)白馬のスキー場で出合うとは意外」。娘で小学5年の奈桜(なお)さん(10)も一緒に滑り「明るい気持ち」と楽しんでいた。

 村は訪日客に人気が高く、外国人住民も多い。各スキー場は温暖化に伴う雪不足に悩まされていることもあり、持続可能な開発目標「SDGs」の実践に積極的だ。記念滑走は村内スキー場で終日開催した「ダイバーシティ(多様性)アクト」の一環で開き、音楽イベントなどもあった。

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