茅野市が、3~5日に開かれた諏訪大社御柱祭上社里曳(び)きを写真で紹介する特設サイトを市ホームページ内に開設した。氏子が夢中で綱を引く表情を捉えるなど熱気が伝わる50枚を厳選。新型コロナ下で来訪できなかった住民や観光客に、祭りの雰囲気を楽しんでもらおうと企画した。
真剣な表情で綱を引いたり、誇らしげに建て御柱をしたりする様子を捉えた写真を掲載。若手市職員2人が里曳きの期間中に写した計5千枚の中から選んでおり、氏子から提供された写真もある。
撮影を担当した市地域創生課の西沢綾さん(31)は、氏子たちが撮影の場所を譲ってくれたことが印象に残っており、「氏子たちの伝統を伝えたいという思いを感じた。なるべく近くで一瞬の表情を捉えた」と話す。動画も撮影しており、6月1日に市ウェブサイト「ビーナネットChino」で公開する予定。