諏訪郡下諏訪町東町中の慈雲寺で、参道のコケが見頃を迎えている。梅雨の晴れ間となった7日、木漏れ日が差すと、石畳の両脇に鮮やかな緑の陰影ができていた。
福田精裕(せいゆう)住職(55)によると、参道では杉並木が続き、適度な日陰と豊富な地下水がコケの生育に適している。梅雨の時季は新しい芽が出始め「これからが一番美しい。自然に恵まれた環境を心静かに楽しんでほしい」。
温泉巡りで訪れた兵庫県三田市の会社員森田浩暉(ひろき)さん(25)は「みずみずしくてきれい」と話し、撮影していた。