2年ぶりに開花した県天然記念物「大野田のフジキ」

2年ぶりに開花した県天然記念物「大野田のフジキ」

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「大野田のフジキ」花付きひと安心 松本の県天然記念物

信濃毎日新聞(2022年6月21日)

 松本市安曇の伊勢二ノ宮神社境内にある県天然記念物の古木「大野田(おおのた)のフジキ」が2年ぶりに花を付けた。昨年はつぼみも見られず樹勢の衰えが心配されたが、今年は今まで花が付かなかった枝にもつぼみが数多く見られる。古木が咲かせた小さく白い花に、地元の人たちもほっとひと安心だ。

 フジキは高さ約16メートルで、地元では「ナンジャモンジャの木」と呼ばれて親しまれている。古木ゆえ幹の上部には大きな穴が開き、補強のため鉄柱で支えている。花は日当たりの良い枝に多く咲き、一番高い所にも確認できる。

 毎年観察を続けている近くの写真愛好家、大野善章さん(80)は毎朝双眼鏡でフジキを見て16日に開花を確認。花を見に訪れる人のため、通路の草刈りを済ませた。「1年休んだ古木が力を振り絞って咲かせている花。多くの人たちに見に来てもらいたい」と話している。

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