県農協中央会(長野市)などは30日、信濃町で、農作物の収穫体験などをする日帰りバスツアーを開いた。県や県農協グループ、信濃毎日新聞社などが地産地消推進のため進める「おいしい信州ふーどキャンペーン」の一環。県内の24人が、トウモロコシやジャガイモ、トマトの収穫を楽しんだ。
ジャガイモ畑では、土を掘り返すと大小のイモがごろごろと現れ、収穫用のポリ袋はたちまちいっぱいに。トマト畑では味見した女性が思わず「おいしい。こんなに幸せでいいのかしら」。畑の所有者の関塚賢一郎さん(85)が「長生きしてもらえばいいよ」と返して笑いを誘った。町内の道の駅や、ソバ製粉工場も訪れた。
地域の魅力を再発見してもらう狙いで、2019年から「直売所ツアー」として毎年開催。今年は10月にも開催を計画している。