飯山市郊外の斑尾高原で20、21日、県内外のジャズ愛好家らによるコンサート「斑尾ジャズ」が開かれた。新型コロナのため野外ステージでの開催は3年ぶり。アマチュアバンドなど30組300人ほどが出演し、雄大な自然に心地よい調べを響かせた。
21日は、各バンドが30分ずつ5曲ほどを披露。サックスやベース、ギターなどでゆったりとした曲調を奏で、観客を魅了した。バンド仲間4人で訪れた長野市の男性(70)は「大自然の中で、ゆっくり音楽を楽しめて気持ちが良い」と聴き入っていた。
斑尾ジャズは、かつて同高原で開かれたジャズフェスを復活させようと、地元のペンション経営者や東京などのジャズ愛好家らが実行委員会をつくり、2007年に始めた。ペンション経営者で実行委員長の新山敏さん(81)は「全国各地から足を運んでくれる人がいてありがたい。地域を盛り上げるためにも続けていきたい」と話した。