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ススキ揺れる霧ケ峰 秋の気配

信濃毎日新聞(2022年8月31日)

 諏訪市郊外の霧ケ峰高原でススキが白い穂を付け、風に揺れ始めている=写真。陽光を浴びた穂がきらめき、標高1600メートルを超える草原は秋の装いに変わりつつある。

 ススキは秋が深まるにつれて綿毛のようになり、現在は綿毛になる前の黄色の小さな花が見られる。県霧ケ峰自然保護センターによると、花が咲き終えると、種子を遠くへ運ぶために穂が綿毛状になっていくという。

 花に目を凝らすと7ミリほどの黄色のおしべが鈴なり状に付いており、同センター職員は「景色として見ていたススキの一つ一つが、生き生きと見えてきて面白いですよ」。センター近くでは、ゴマナやアキノキリンソウなど秋の草花も楽しむことができる。

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