長和町古町の農産物直売所「マルシェ黒耀(こくよう)」と同町和田の特産物直売所「和田宿ステーション」に31日、マツタケが今季初入荷した。和田地区で採れた計15本で、早くも姿を見せた秋の味覚に来店客は足を止め、興味深そうに見入っていた。
長さ6~16センチほどで、税込み5200~9800円。両直売所で4パックずつ販売した。和田宿ステーションの山岡芳明店長(48)は、初入荷が9月20日ごろだった年もあるといい「かなり早い」と驚いた様子。夕方に雨が降り、夜間に気温の低い日が続いたため「今年は豊作が期待できるのでは」と話した。
マルシェ黒耀はこの日朝、店頭に「秋の味覚、きのこの王様松茸(まつたけ)」と書いたのぼりを掲げた。支配人の長谷川隆さん(66)は「町産の香り高いマツタケで秋の訪れを楽しんでもらいたい」と期待した。両直売所とも10月中旬ごろまで入荷する見通し。