諏訪湖の花火が重要なシーンで登場する映画「百花」の主演俳優、菅田将暉さんが劇中で着用した衣装が岡谷市の映画館「岡谷スカラ座」のロビーで展示されている。9日の公開初日から連日150人以上が鑑賞するほどの盛況で衣装も注目を集めそうだ。
シャツとズボンを展示。映画で実際に俳優が着た衣装の展示は初めてという。松下京一支配人(41)は「地方の映画館でこうした衣装が飾られるのは珍しい。地元で撮影があったおかげ」と喜ぶ。
諏訪地域に映画ロケを誘致している諏訪圏フィルムコミッション宛てに贈られた菅田さんやダブル主演で母親役の原田美枝子さん、川村元気監督のサインも飾っている。
昨年7月の諏訪湖畔でのロケには地元住民ら400人以上がエキストラ参加したこともあり、諏訪地域では話題の映画。15日も多くの来館者があり、松下さんは「反響の大きさに驚いている。スクリーンを通して花火を見ると、また違った魅力がある」とPRしている。
衣装などの展示は9月下旬までの予定。