中野市農協で26日、県が開発したブドウ「クイーンルージュ」の露地物の本格出荷が始まった。昨秋本格的に市場デビューした赤色系のブドウで糖度が高く、大粒で種がなく皮ごと食べられる。同農協では今年、露地物以外を含めて昨年の5倍近い約80トンの出荷量を見込んでいる。
この日は農家から約730キロが金井のぶどう集出荷センターに持ち込まれ、検査員が粒の大きさや色、房の形などをチェックした。今年は梅雨の頃に雨が少なかったなどの理由で順調に生育したといい、同農協の担当者は「寒暖差もありおいしく仕上がった。一人でも多くの人に食べてほしい」と期待していた。