山ノ内町志賀高原の横手山・渋峠スキー場が9日、今季の営業を始めた。高原内のスキー場では最も早い営業開始で、各地から訪れたスキーヤーやスノーボーダーが晴天の下の初滑りを楽しんだ。
運営会社によると、群馬県草津町に通じる国道292号「志賀草津高原ルート」の冬季閉鎖前の開業は初めて。今季の通行止めは11日午後からだが、関東方面へのアピールになると10月後半から人工降雪機を使い、全長約600メートルの1コースを整備した。
5歳の長男と訪れた群馬県沼田市のスノーボード講師、伊東真悟さん(38)は「この時期に志賀高原で滑れてうれしい。初滑りは気持ちいい」と笑顔。モーグルの日本代表チームも合宿で訪れ、北京冬季五輪男子モーグル銅メダリストの堀島行真(いくま)選手(24)は「シーズンが始まると思うとワクワクする」と話した。
同スキー場の全面オープンは12月初旬。志賀高原では11月19日に熊の湯スキー場も営業を始める予定。