諏訪市の製麺会社と飲食店などが16日、同市豊田上野地区特産の「上野大根」の大根おろしと諏訪市産の焼きみそを添えた「おしなそば」をお披露目した。新たなご当地グルメとして30日から市内の飲食店などで提供を始める。
おしなそばは、市内で飲食店などを経営する女性3人が新型コロナで停滞した地域経済を元気にしたいと、メニュー開発を2020年に開始。江戸時代に信州が「おしな」と呼ばれていたことや、しょうゆができる前にみそが味付けの主役だったことをヒントに考案した。
さっぱりとした大根おろしと、焼きみその香ばしさが加わった味。つゆの味付けやのせる具材は各店に任せる。飲食店などは独自に上野大根を栽培。今秋収穫した1600本がなくなるまで提供を続ける予定だ。
開発に関わった製麺会社の代田あゆみさん(45)は「諏訪の名物になってほしい」と話している。提供する店は諏訪商工会議所の公式ホームページに掲載する。