原村の第一ペンションビレッジ周辺で始まったイルミネーションイベントで、村在住の高校生2人が制作した電飾が来場者の目を引いている。折り鶴の形をイメージした電飾で、気温によって光の色が変わるのが特徴。折り鶴には、長期化するロシアによるウクライナ侵攻が早く終息するように―との願いも込められ、冬の夜を彩っている。
イルミネーションは、地元の有志らが30年ほど前から毎年冬に続けている。折り鶴の電飾を制作したのは、岡谷工業高校電気科2年の奥大地さん(17)と富士見高校2年の脇田潤さん(17)。2人は幼なじみで、イルミネーションの実行委員会のメンバーとして活動している。
奥さんが高校で学んでいる知識を生かし、温度センサーが検出した気温によって電飾の色が変わるようにプログラミングを担当。脇田さんが折り鶴の形にデザインし、2カ月ほどかけて作った。脇田さんは「夜見ると想像よりずっといい仕上がりになった」、奥さんは「来年は空に浮くような電飾にしてみたい」と話していた。
来年1月9日まで毎日午後5時~9時に点灯する。