七尾市飯川町の飯川神社で19日、市天然記念物の大ケヤキの伐採が始まり、業者が高所作業車に乗って枝を切り落とした。
ケヤキは高さ約23メートル、幹回り約7・5メートルで、樹齢700年以上とされる。1965(昭和40)年に市の天然記念物に指定された。幹に亀裂が入り、二股に分かれていることから、県道や民家に倒れる可能性が指摘されていた。
クレーン車で幹や枝を支えながら、チェーンソーで伐採する。地元住民の意向をくんで、根元から3メートルほどの高さまでは残す。作業は21日まで続く見込み。