諏訪市営霧ケ峰スキー場が２４日、今季の営業を始めた。雪が降り視界の悪い中でも、訪れた来場者は雪の感触を楽しみ、気持ちよさそうに滑っていた。

　子ども向けのエリアでは、スキー場が貸し出しているハンドル付きのそり「スノーレーサー」などで遊ぶ家族連れが目立った。諏訪市中洲小５年の山口楓さん（１１）は「そりもスピードが出て楽しい」とはしゃいでいた。スキーをしていた同市豊田小５年の笠原柚美さん（１１）も「ゲレンデが広くて滑りやすい。初滑りなので気持ちいい」と満喫していた。

　同スキー場は利用客が減少傾向で、今年は市が民間企業などと連携して霧ケ峰高原の活性化を目指すプロジェクトを始めた。オープン前に開いたスキー場開きで金子ゆかり市長はプロジェクトに触れ、「霧ケ峰は諏訪湖とともに市の大きなブランド。力を合わせて盛り上げていきたい」とアピールしていた。