諏訪市原田泰治美術館は2月28日まで、来館者に無料で温かい飲み物を提供するサービスを行っている。入館者が少なくなる冬季の誘客につなげようと企画した。同館は、温かい飲み物とともに諏訪湖を眺めながらゆっくり過ごしてほしい―としている。
無料提供は入館料を支払った人が対象。湖を一望できる同館2階のティールームでコーヒーや紅茶、ココアなどの他、諏訪地域特産のカリンを添えたカリンティーなどを一杯、無料で飲むことができる。17日に夫婦で同館を訪れ、飲み物を楽しんだ長野市豊野の女性(68)は「ずっと見ていたくなるような風景」と眺めを堪能していた。
土田祐子館長(54)は「(御神渡(おみわた)りが出現しない)明けの海だったとしても、冬の空を映す諏訪湖は美しい。地元の方にもぜひ利用してほしい」と話している。
ティールームの営業時間は午前10時半~午後4時(ラストオーダーは午後3時半)。月曜休館。入館料は大人840円、中高生410円、小学生200円。