約4万発の花火が夜空を彩った2019年8月15日の諏訪湖祭湖上花火大会

約4万発の花火が夜空を彩った2019年8月15日の諏訪湖祭湖上花火大会

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諏訪湖花火、大規模開催へ 分散形式から4年ぶりに一晩で打ち上げ

信濃毎日新聞(2023年2月1日)

 諏訪市の諏訪湖畔で毎年8月15日に行う「諏訪湖祭湖上花火大会」の実行委員会は30日、市役所で開き、今年は新型コロナ感染拡大前と同じ形式で花火を打ち上げる方針を固めた。コロナの影響で2020年は中止し、21、22年は8月1~15日に毎日10分間打ち上げる分散開催だった。一晩で大規模に打ち上げるのは4年ぶりとなるが、感染症対策や安全確保が課題となるため、4月11日に開く実行委で具体的な開催方法を示す。

 事務局の市は、昨年度に別の地域で行われた花火大会を視察するなどして開催方法を検討。実行委会長の金子ゆかり市長は、新型コロナの感染症法上の位置付けが5月に「5類」に引き下げられることを踏まえ、「夏には感染対策をしながら開催が可能と推測している」と話した。

 19年の大会は有料桟敷席2万5千席を設置。一晩で約4万発の花火を打ち上げ、46万人が訪れた。4年ぶりとなる開催形式では感染対策や混雑緩和が課題になるとみて、金子市長は「全く4年前に戻す発想ではなく、新たな魅力ある諏訪湖の花火をつくっていく視点が必要」とした。打ち上げの規模はスポンサーとの調整や桟敷席の範囲、安全対策の状況を踏まえて考えていく。

 会議に出席した諏訪湖温泉旅館協同組合(諏訪市)の伊東克幸理事長は従来の方式での再開方針を「大いにありがたい。ポストコロナで旅行の在り方が変わっており、私たちも対応していかなければならない」とした。諏訪商工会議所の白鳥和美副会頭は「8月15日の花火のブランド力は大きい」とする一方、警備の人件費や物価の高騰の影響は大きいとみて「以前と全く同じような経済効果を得るのは難しいのではないか」とも述べた。

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信濃毎日新聞デジタル https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023013000931
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