南箕輪村の温泉施設「大芝の湯」は3日から、大芝高原産のアカマツの炭を使った新商品「炭焼きそば」とサプリメント「魔女のひめごと」を同施設などで販売する。ともに真っ黒な見た目で、印象強い商品に仕上げた。
食用炭を練り込んだ生麺を蒸した焼きそばは、もちもちした食感。キャベツと豚肉を合わせてウスターソースで味付けした。要望があれば他店にレシピを伝え、村のB級グルメに育てたい考えだ。
サプリは機能性食品研究開発の炭プラスラボ(横浜市)の協力で商品化。同社によると、脂分を吸着して体外に排出させたり、体温を上昇させたりする働きが期待できる。
同高原では松枯れ被害が急増。村は健康なアカマツの予防的な伐採と植樹を通じた森林再生に乗り出している。大芝の湯を運営する村開発公社の原賢三郎社長(45)は、商品を通じて「高原の現状を知ってほしい」と話している。
炭焼きそばは税込み780円、サプリは3月末までの記念価格で同980円。
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