下諏訪町にある旧商家「伏見屋邸」で、つるしびなが飾られている。着物の古布や端切れで作ったこま犬や鶴など千体以上が、趣のある屋内を彩っている。
岡谷下諏訪広域シルバー人材センターの手芸同好会員らが10年ほど前から作り、毎年この時季に飾っている。今年は「卯(う)年」に合わせ、ウサギの人形約20体も飾った。つるしびなを作った荒井郁子さん(82)=下諏訪町社=によると、親から受け継いだ着物をほどいて作った会員もおり、「それぞれに特別な思いが込められています」。
3月20日ごろまで。午前9時~午後4時半。月曜日と祝日の翌日が休館。入場無料。