試飲グラスを手に乾杯する来場者

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塩尻産ワイン、ブース巡り楽しむ ワイナリーフェスタ始まる

信濃毎日新聞(2023年5月21日)

 塩尻産ワインを楽しむ「塩尻ワイナリーフェスタ」が20日、長野県塩尻市の平出遺跡公園で2日間の日程で始まった。新型コロナウイルス感染拡大前はワイナリーを巡る形式だったが、今年は昨年と同様に同公園のみを会場とする一方、定員を昨年の900人から1500人に拡大。市内14のワイナリーや醸造免許を持つ塩尻志学館高校、市観光協会が出店した。

 市や塩尻ワイン組合などの実行委員会が主催。来場者は漆塗りの専用グラスを手にブースを回り、味の違いを楽しんだ。木陰でレジャーシートを敷いてのんびりと味わう人もいた。

 昨年に続き訪れたという埼玉県川越市の会社員須山勝則さん(45)は「長野のワインは使っているブドウの種類が多く、日本ワインの中では一番良いと思う。コロナ前のようにワイナリー巡りもしてみたい」と笑顔。塩尻市片丘の「丘の上 幸西ワイナリー」の幸西義治代表(65)は「小さなワイナリーにとって多くの人に味を知ってもらえる機会はありがたい」と話した。21日の参加券は完売している。

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