長野県茅野市玉川の長円寺で「ナンジャモンジャ」の異名を持つ「ヒトツバタゴ」の花が見頃を迎えている。摩訶(まか)不思議な名前に似合わず、白くかれんな花があふれんばかりに咲いている。
寺によると、ヒトツバタゴは先代の住職が20年ほど前に「花の絶えない場所にしたい」と墓地の近くに植えた。今年の花は例年より1週間ほど早く今月中旬ごろに咲き始めた。今週末ごろまで見頃が続くという。
不思議な名前にひかれ、毎年見に来る参拝者もいるという。現住職の妻、宮里祐子さん(52)は「先代は面白い名前に引きつけられて植えました。低い所まで花を咲かせるので子どもたちにも近づいて楽しんでほしい」と話す。