下諏訪町で合宿を行う大相撲荒汐部屋(東京都)の荒汐親方(元蒼国来)と関脇若元春関ら力士13人が9日、町内の宿舎に到着した。宿舎となる公民館「平和館」や旅館に荷物を運び込み、10日から稽古を行う下諏訪南小学校の土俵を整備した。
合宿は部屋後援会長の妻が同町出身である縁で2018年に始まったが、新型コロナウイルスの影響で20年から中止しており、4年ぶり。15日を除き、19日まで公開で稽古を行う。
荒汐親方は「やっと来ることができた。地元の人たちも楽しみに待っていてくれてうれしい。がっちりトレーニングを積んで名古屋場所への準備をしたい」と話した。
地元後援会「諏訪湖後援会」の会員も宿舎に駆けつけ、合宿準備を手伝った。同会理事の大野栄作さん(80)=下諏訪町御田町=は「この日を待ちわびていた。下諏訪で勢いをつけていってほしい」と願った。