リフトの上から高原の景色を楽しむ観光客ら

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霧ケ峰の大パノラマへ 夏山リフト営業開始

信濃毎日新聞(2023年7月12日)

 諏訪市の霧ケ峰スキー場で今季の夏山リフトの営業が始まり、観光客でにぎわっている。終点からは富士山や八ケ岳連峰、青々とした草原が360度の大自然のパノラマで楽しめる。

 全長約310メートルのペアリフトに乗ると、5分ほどで標高約1680メートルの終点へ。近くには霧が頻発する霧ケ峰で道に迷わないように建てた「霧鐘塔(むしょうとう)」があり、天気がよい時は北アルプスの白馬三山までを望みながら鐘を鳴らせる。市観光課によると、昨年の夏山リフトの利用者は延べ1万2803人だった。

 11日、終点付近からは青空に真っ白な雲が映える景色が見られ、涼しい風が吹いていた。山梨県身延町から家族3人で訪れ、リフトに乗った穂坂真一さん(82)は「遠くまで見渡せました」と顔をほころばせていた。

 今季の運行は8月27日までで、悪天候時を除く毎日午前9時~午後4時半。片道200円、往復360円。

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信濃毎日新聞デジタル https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023071100722
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