日本酒の蔵元が集積する国道20号沿い

日本酒の蔵元が集積する国道20号沿い

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5年ぶり「上諏訪呑みあるき」 9月30日開催 初の交通規制も

信濃毎日新聞(2023年7月26日)

 諏訪市のJR上諏訪駅に近い国道20号沿いに並ぶ五つの酒蔵を巡って地酒を楽しむ催し「上諏訪街道まちあるき呑(の)みあるき」が9月30日、酒蔵周辺で開かれる。市や商店などでつくる実行委員会の主催で、新型コロナの影響などで2018年10月に開いて以来5年ぶりの開催となる。車両の通行量が多く安全対策が課題となっており、今回初めて酒蔵周辺の国道20号の一部区間を通行止めにする。

 催しは午後1時~5時。上諏訪周辺の五つの酒蔵で、各蔵おすすめの日本酒5種類を提供する。地元の飲食店などが日本酒に合う料理を扱う屋台を出店し、地元の観光名所などを紹介するブースも設ける。

 催しは地域の活性化につなげようと上諏訪周辺の商業会が1998年に企画。国内外から最大4千人の愛好家が集う催しになった一方、催しが浸透するとともに参加者が増加し、交通安全の確保が課題だった。

 今回の通行止め区間は、国道20号の諏訪2丁目―元町交差点までの約500メートル区間で、催し前後の同日正午から午後6時まで制限。安全対策としては交通規制に加えて、スタッフによる巡回や声かけも強化する。

 7月25日に諏訪市内で開いた会見で、地元商店でつくる団体「上諏訪街道21」の北沢光彦会長(49)は「駅周辺を歩いて地域の魅力を再認識してもらいたい」。五つの酒蔵の一つ、宮坂醸造の宮坂直孝社長(67)は「実際の蔵を巡ることができるのは大きな魅力。諏訪の街が好きになるきっかけにしたい」と話した。

 チケットは限定3500枚で、7月26日からチケット販売サイト「イープラス」で販売する。税込み4千円。

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信濃毎日新聞デジタル https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023072500699
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