諏訪市で4年ぶりに通常開催された諏訪湖祭湖上花火大会翌日の16日朝、会場や周辺で謎解きを楽しみながらごみを拾うイベントがあった。花火大会の際に大量に出されるごみが課題となっており、市が初めて企画。親子連れや観光客ら県内外の約70人が参加し、約1時間で10キロほどのごみが集まった。
参加者は、諏訪湖間欠泉センターから石彫公園にかけて点在するパネルに記された謎解きに挑みながら、空き缶やプラ容器、たばこの吸い殻を拾ってポリ袋に入れた。謎解きは「1=1、10=?、100=6、1000=3、?に入る数字は」(答えは漢数字で書いた際の画数。「?」は「2」)など、数字や文字から答えを推測する問題で、参加した子どもたちは「んー」「何だろう」と迷いながら答えをひねり出した。
諏訪市のいとこらと参加した大津市の小学6年生、川上沙樹さん(11)は「謎解きは結構、難しかった。空き瓶や食べかすなど思ったよりもたくさんのごみが落ちていた」と話していた。
諏訪市によると、2019年の花火大会で会場や周辺に設けた「ごみステーション」は計27カ所。今回は6カ所に減らし、ごみを持ち帰るように協力を呼びかけたところ、ごみ回収量は19年に比べて12トン余り少ない約5トンだった。
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