信濃町野尻の「黒姫グリーンガーデン」でコスモスやダリアが咲き始め、一足早い秋の装いを見せている。青空がのぞいた21日、太陽が雲に隠れると涼しい風が高原を吹き抜け、花を揺らした。
標高850メートル前後に広がる約2・5ヘクタールの花畑は黒姫高原スノーパークのゲレンデを活用。ダリアは約50種、2万輪が植わり、10月初めまで見頃が続く。コスモスは人気の「センセーション」「オレンジフレア」など約10種が順次開花し、9月中旬に最盛期を迎えるという。
新潟県津南町から家族で訪れた小島裕輔さん(38)は「地上に比べてずいぶん涼しい。コスモスとダリアのコラボがきれいですね」と笑顔だった。同ガーデン従業員の清水絵里花さん(33)は「少しずつ涼しい日も増えてくる。高原の秋風を感じながら、花と景色を楽しんでもらえるとうれしいです」と話した。