伊那市高遠町の「花色たかとおポレポレの丘」でナツズイセンが見頃を迎えている。22日も青空にピンク色の花が映えた。見頃は例年、お盆の時期だが、今年は少し遅れており、今月いっぱい楽しめそうだという。
ポレポレの丘は、地元住民らでつくる「信州高遠花摘み倶楽部(くらぶ)」が、四季折々の花の手入れをしている。ナツズイセンは、春のスイセンに続いて楽しんでもらおうと約10年前から植栽。現在は約10万本が植わる。
園内の「ポレポレカフェ」近くの群生地は、ほのかに甘い香りも漂う。同倶楽部の赤羽久人理事長(73)は「長年かかって見てもらえる丘になった。ぜひ見に来て」と話している。無料。