宝達志水町の特産イチジクの出荷が本格化している。25日は露地物の初出荷が北川尻のJAはくい押水集出荷場で始まり、甘みたっぷりに熟した果実が金沢の市場に運ばれた。
町は県内最大のイチジクの産地で、同JA押水いちじく部会の農家38軒が7・6ヘクタールで栽培している。この日は松浦尚輝部会長(68)ら19軒が主力品種「桝井ドーフィン」を持ち込み、1・2キロ入り487ケースが出荷された。
猛暑の影響は少なく、例年と同じく甘く育ったという。出荷は9月中旬をピークに11月上旬まで続き、昨年並みの4万ケース(48トン)を目指す。