初公開された「大日如来坐像」

初公開された「大日如来坐像」

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国宝指定70周年、大法寺三重塔の本尊「大日如来坐像」が一般に初公開 青木村

信濃毎日新聞(2023年9月3日)

 青木村当郷の村郷土美術館で1日、国宝大法寺三重塔の本尊「大日如来坐像(ざぞう)」の公開が始まった。国宝指定70周年を記念した特別展の一環。同館は「大日如来坐像が塔を出るのは初めて」とし、来場を呼びかけている。

 像は高さ39・7センチの寄せ木造り。制作者や制作時期は分かっていない。塔1階部分に当たる初層に安置されていた。同寺によると、色彩が消えかけている内部の壁画を保護するために塔を開けられず、これまで一般の人が像を目にする機会はなかった。

 特別展では三重塔の歴史などを紹介。鎌倉末期の1333年に建立された当時の色彩をCG加工で再現した図や、1920(大正9)年の解体修理直後に撮影された写真などもある。

 11月30日まで。月曜休館(祝日は開館)。9月19、20、26日、10月10、11日、11月24日も休み。午前9時半~午後4時半。入館料は一般200円、学生150円、小中学生100円。

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