販売するフィギュアを見せる生徒たち

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何が出るかな? ガチャガチャの中身はリアルな土器フィギュア 鉢盛中生、山形村の2カ所に設置

信濃毎日新聞(2023年9月16日)

 山形村教育委員会が村内で出土した県宝の縄文土器をフィギュア化し、ガチャガチャ(カプセル玩具販売機)で販売するプロジェクトで、チラシの作成などを手がけた組合立鉢盛中学校(朝日村)の生徒らが15日、ガチャガチャを村内2カ所に設置した。価格は1個300円で、売り切れ次第終了となる。

 3年生約20人が、カプセルに入れる土器を解説したチラシや、外装のデザインを手がけた。フィギュア化するのは抽象絵画文土器や釣手土器など計5点。専門業者の協力で、土器を3次元でデジタル化し、3Dプリンターで高さ6センチほどの大きさに成形した。

 ガチャガチャは村農業者トレーニングセンターと村保健福祉センター「いちいの里」に1台ずつ置き、全体で限定1000個を販売。売り上げはフィギュア制作費に充てる。

 生徒たちは10月、山形村の本庄利昭村長に活動を報告し、学習の成果を発表する予定。同中3年の平井琥太郎さん(15)は「目につくデザインと、分かりやすい解説になるよう気をつけた。手に取ってくれる人がたくさんいればうれしい」と期待している。

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