屋根の修繕へ向け足場の組み立てが始まった妙成寺の五重塔=羽咋市滝谷町

屋根の修繕へ向け足場の組み立てが始まった妙成寺の五重塔=羽咋市滝谷町

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五重塔の屋根化粧直し着手  羽咋・妙成寺、足場設置

北國新聞(2023年9月26日)

 日蓮宗(にちれんしゅう)本山妙成寺(羽咋市滝谷町)の国重要文化財・五重塔で25日、最上層の屋根を修繕する作業が始まった。約2週間かけて四方に高さ約24メートルの足場を組み、年内に全4面を葺(ふ)き替える。工事中も塔の威容を見学できるよう、シートで覆うのは最下層のみとし、作業の様子は動画で随時発信する。

 高さ34・18メートルの五重塔の屋根は、薄い板を重ねて張り付けた板葺(ぶ)きで、このうち最上階の一部が風雪による経年劣化で崩落し、穴ができた。修繕は1990(平成2)年を最後に行われておらず、33年ぶりの「化粧直し」となる。

 25日は職人4人が1段目(高さ170センチ)の足場を組んだ。最終的には14段まで組み立て、最上層の屋根で作業できるようにする。

 文化庁は今年度内にも妙成寺に文化財鑑査官と調査官を派遣する意向を示しており、八島和彦市教育長は「国宝指定に向けた機運醸成だけでなく、修繕を進めていることもアピールしたい」としている。

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