諏訪、茅野両市にある高島藩ゆかりの3寺が連携し、参拝者に紅葉を楽しんでもらう催し「お殿様が愛した諏訪紅葉三山めぐり」が28日に始まる。11月12日まで諏訪市の仏法紹隆寺と温泉寺は毎日、茅野市の長円寺は土日曜日と祝日に午後8時まで境内の木々をライトアップする。
催しは3寺が紅葉で地域を盛り上げようと2018年に始め、今回で6回目。今回、新型コロナ下で中止していた企画やコンサートなどを4年ぶりに再開する。
期間中、3寺では来場者が写経した紙で作った灯籠を境内に飾る「写経灯籠」や限定御朱印を頒布。仏法紹隆寺では29日に、温泉寺と長円寺では11月5日に地元の音楽家や合唱団らによるコンサートを開く。
長円寺の宮里孝憲(こうけん)住職(59)は催しについて「多くの人が訪れていたコロナ前の状態に戻したい。紅葉を見て気持ちを上に向けてほしい」と話した。