飯山市が拡張整備を進めてきた道の駅「花の駅　千曲川」が１日、グランドオープンした。アウトドア用品メーカー「モンベル」（大阪市）が出店し、自転車による観光誘客を目的に電動アシスト付きスポーツ自転車「ｅバイク」を貸し出す「ビジターセンター」も備えた。

　モンベル店舗は６８９平方メートルで、直営店は県内４店舗目。ビジターセンターと連携してアウトドアに関する催しも開く予定だ。

　店内は衣料品などのほか、カヤックや自転車といった飯山エリアで楽しめるアウトドアスポーツの商品を充実させた。同社広報部は「遊びに来る人には基地として、地元の人には生活になじんだ店にしたい」とした。

　来店した飯山市出身の鍼灸師(しんきゅうし)小島裕貴さん（３２）＝川上村＝は「飯山に来る人が増えて経済効果も期待できそう」。道の駅拡張整備は２０２１年に着手し、昨秋には直売所やレストランが入る「農業観光振興拠点施設」が完成。整備の総事業費は１４億円で、国交付金５億円を活用した。