辰野町の荒神山スポーツ公園で3日、全国のクラフト作家らが集う催し「おてんとさんぽ手しごと&産直フェア」が2日間の日程で始まった。11回目の今年は、木工や陶芸、布製品など約80店が出店。秋晴れの下、大勢の親子連れなどでにぎわった。
会場にはアクセサリーや食品、木や陶器の器がずらり。砂や石などを使った「サンドアート」の体験ブースでは、親子がガラスのコップに色とりどりの砂を入れて固めたオブジェを作り、「こっちの色が良い」「食べられそうだね」と話しながら楽しんだ。
地域住民らでつくる実行委員会が、2011年の東日本大震災をきっかけに人と人のつながりを築きたいと企画し、続けてきた。これまでも出店経験がある長野市の木工細工職人和歌月卓さん(52)は「いろいろな人と仲良くなれるのが楽しみ」と魅力を話す。事務局の小池正彦さん(41)=伊那市=は「多くの方に出店してもらい、天気にも恵まれた。散歩がてらに訪れて楽しんでほしい」としている。4日は午前10時~午後3時。