加工が最盛期を迎え、干し場に並んだ色鮮やかな「柿すだれ」=9日、下條村陽皐

加工が最盛期を迎え、干し場に並んだ色鮮やかな「柿すだれ」=9日、下條村陽皐

長野県 伊那路 特産

オレンジ色に染まる柿すだれ 飯田下伊那特産の「市田柿」作りがピーク 【動画付き】

信濃毎日新聞(2023年11月10日)

 飯田下伊那地域特産の干し柿「市田柿」作りがピークを迎えている。9日、下條村陽皐の農業、田本寿夫さん(70)宅では干した柿の皮をむき、つるす作業が着々と進み、自宅敷地内の乾燥スペースが「柿すだれ」のオレンジ色に染まった。

 今年は5月の強風や夏の猛暑の影響で実が落ちてしまったため、実の収穫量が例年より少ない。みなみ信州農協(本所・飯田市)管内では今季の出荷は前季より55トン少ない1080トンを見込む。

 全自動の皮むき器で皮をむいた後、柿が20個付いたロープを次々とつるしていった。田本さんは「子どもを送り出すような気持ちで作っている。粘りのある甘い柿を味わってほしい」と話していた。

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信濃毎日新聞デジタル https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023110900693
【動画はこちら】 https://www.youtube.com/watch?v=jp3ZS8HxULM
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