和田宿でナワメマーケットのチラシを手にする依田さん(右)と上野さん

和田宿でナワメマーケットのチラシを手にする依田さん(右)と上野さん

長野県 祭り・催し

「こうなったらいいな」理想の和田宿、マーケットで実現!長和町の旧中山道

信濃毎日新聞(2023年11月25日)

 長和町和田の旧中山道和田宿で26日、県内外の飲食店や古着店などが集まる「NAWAME MARKET(ナワメマーケット)」が初めて開かれる。町地域おこし協力隊の依田雛(ひな)さん(28)と上野琉花(るか)さん(25)による任意団体「ナワメ社」が主催。にぎわいを創出し、「こうなったらいいな」という理想の和田宿を1日限定で出現させようと企画した。

 和田宿本陣には上田市や下諏訪町、辰野町の古着店、佐久穂町の古道具店などが出店。休憩所「米屋鉄五郎」では、東京のパンケーキ店が町産ダッタンソバの実や県産白みそを使ったパンケーキなどを提供する。上野さんが改修に取り組む古民家「遊座(あそびざ)」に和紙や木工作品が並ぶ他、空き家になっている建物に古着店などが出店する。

 主催者や出店者、来場者がたき火を囲んで語り合う「座談会」も米屋鉄五郎前の広場で数回開く。

 「ナワメ」の名前には人と人、人と物をつなぐ「縄目」になりたいとの願いを込めた。マーケットは年1回のペースで開き、和田宿の店舗増にもつなげたいという。

 「マーケットで初めて和田宿を歩く人も多いはず。町並みや雰囲気の魅力を感じてほしい」と依田さん。上野さんは「和田宿って面白いことやってるなと覚えてもらい、地域の人と目指すところを共有したい」としている。午前10時~午後4時。入場無料。

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