受験シーズンを前に、伊那市高遠町の高遠さくらホテルが地元名物の桜をあしらっただるまなどの合格祈願グッズを販売している。新たに桜やだるまをデザインしたポーチと巾着も用意。地元の弘妙寺(ぐみょうじ)で祈願をした１２商品が並ぶ。

　群馬県高崎市のメーカーが製造した「高遠さくら咲くだるま」は赤色と桜にちなんだピンク色がある。側面に桜柄を、腹部に「福」の文字を入れた。高さは３２センチ（税込み６千円）、１５センチ（同２２００円）、１０センチ（同１７００円）。

　リラックスできるように―と温泉の素や、市内企業などが協力して開発し、回すとプラスチック製花びらが開くこまも販売。「勝ち虫」と呼ばれるトンボにちなみ、桜の模様を入れたとんぼ玉もある。

　女将(おかみ)の菅原晴美さんは「日頃から努力している受験生や家族を地域でも応援している。花開くといいですね」。問い合わせは同ホテル（電話０２６５・９４・２２００）へ。